2012年5月6日日曜日

ライフサイエンス事業部 | カスタム(シグマジェノシス)製品 | カスタムペプチド合成


カスタムペプチド合成


カスタムペプチド合成サービスについて

小スケール蛍光色素修飾ペプチド合成サービスについて

PepScreenについて

カスタムSPOTsについて

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カスタムペプチド合成サービスについて

Q1. 価格はいくらですか?

A1. カスタムペプチド合成価格表(180kb PDF)をご覧ください。配列などによっては価格が変更になる場合がございます。お見積もりをご希望の場合は、ご希望のアミノ酸配列、収量、純度など必要事項をご記入の上Fax(0120-730-850)、またはE-mail(genosysj

 

Q2. 基本料金は必要ですか?

A2. いいえ。必要ありません。即納サービス(Quick delivery service)のみ¥12,000/peptideが必要ですが、万一納期を守れなかった場合は、この追加料金もお支払いは不要です。

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Q3. 納期はどれくらいですか?

A3. 通常品の参考納期はImmunological purity、>70%が2~3週間、>80%が約3~4週間、>90%、>95%が4~5週間です。お見積りとともにお知らせいたします。また、お急ぎのお客様には即納サービスをご用意しております。

 

Q4. 合成スケール・純度はどれくらいですか?

A4. Immunological Purity 5mg, 10mg, 15mg, 25mg, 50mg, 100mg
>70% 5mg, 10mg, 15mg, 25mg, 50mg, 100mg
>80% 5mg, 10mg, 15mg, 25mg, 50mg, 100mg
>90% 5mg, 10mg, 15mg, 25mg, 50mg, 100mg
>95% 5mg, 10mg, 15mg, 25mg, 50mg, 100mg

上記が標準スケールです。純度はHPLCによる最低保証純度です。Immunological purityの純度は50% 以上を保証しますので、安価に多種のペプチドをご利用されたい方に最適です。100mg以上については、お問い合わせ下さい。

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Q5. 何残基まで合成できますか?

A5. 一般的に30残基以上のペプチドの合成は難しいとされますが、ペプチド配列に大きく依存します。弊社では60残基を超えるペプチドの製造実績がございます。長鎖のペプチドの場合はお見積りの前に合成・精製の可否を判定させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

 

Q6. 液相合成はできますか?

A6. 申し訳ございません。液相合成はおこなっておりません。

 

Q7. ポリクローナル抗体作製用にペプチドを注文したいのですが、どれくらいの純度が必要ですか?


どのように私は私のkwiksetドアのノブを締めないでください

A7. 宿主動物に免疫されたペプチド抗原は、抗原認識―抗原提示の過程で消化を受けます。そのために、通常ポリクローナル抗体作製では高純度なペプチドを利用する必要性は低いと考えます。Immunological purity、70%などの安価なグレードで十分です。可能であれば、安価なグレードで複数の部位を試されたほうが、より有意義な実験計画が組めると思います。

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Q8. モノクローナル抗体作製用にペプチドを注文したいのですが、どれくらいの純度が必要ですか?

A8. 抗原として認識され、抗体価があがるまでの過程では、ポリクローナル抗体と同様です。しかし モノクローナル抗体の場合は、クローニング過程のスクリーニングに より高純度なペプチドを要求します。そのため、モノクローナル抗体の場合 90%以上の純度をお奨めいたします。

 

Q9. 合成ペプチドの品質保証はどのように行っていますか?

A9. 合成結果報告書のMSデータ、HPLCデータにより、合成ペプチドの品質を保証いたします。

 

Q10. 抗体作製用にペプチドを注文したいのですが、どれくらいの量が必要ですか?

A10. ウサギ1羽に免疫1回あたり、約100~500μgの抗原を用いますが、動物の健康状態や、抗体価の上昇率などにより変動します。通常、ウサギ2羽で各6回免疫をするには、約3mg程度の抗原があれば十分です。弊社では通常、各3mgのペプチドとキャリアタンパク質を用いて調製します。また、ELISAプレート調整のため1~2mg、ペプチドカラム調整のために5mg程度のペプチドが必要になります。必要なオプションに応じて合成スケールをお選びください。

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Q11. 部位の予測はおこなってもらえますか?

A11. はい、行っております。詳しくはこちら(抗原用配列デザイン)をご覧ください。複数のパラメーターより、抗原として適したペプチド配列をご提案させていただきます。

 

Q12. 抗ペプチド抗体を得るための合成ペプチドの長さはどのくらいが適切ですか?

A12. 通常、15~20残基内をお勧めします。20残基以内であれば、価格的にお得な「スタンダード抗体作製サービス」をご利用いただけます。

 

Q13. 合成ペプチドの非コンジュゲート末端は、アセチル化またはアミド化しないといけないのですか?

A13. 配列に依存します。免疫抗原を天然の状態に近づけるには、合成ペプチドの非コンジュゲート末端は、電荷を持たないアセチル化またはアミド化が理想的です。しかし、末端のアミノ基およびカルボキシル基はペプチドの溶解性に大きく寄与していますので、これらをブロックすることにより、難水溶性になることも予想されます。

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小スケール蛍光色素修飾ペプチド合成サービスについて

Q1. FCSとはなんですか?


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A1. Fluorescence Correlation Spectroscopy(蛍光相関分光法)を指します。均質な溶液中に低濃度(nMオーダー)の蛍光色素標識サンプルのブラウン運動を共焦点系よって検出し、溶液中の蛍光色素標識分子の数と大きさを測定することができます。従来のELISA法のような固相化・洗浄といった操作なしに、多成分を混合溶液中で定量・定性可能な測定方法です。詳細については、オリンパス社をはじめとするメーカー様にお問い合わせください。

 

Q2. FLCではなぜ2波長純度保証してくれないの?

A2. FLCは酸性条件で励起波長(490nm)に吸収がなくなり、440nmに最大吸収を持ちます。この440nmの吸収はアセトニトリル濃度により著しく低下します。そのため、移動相にアセトニトリルを用いたHPLC純度検定では、実際の純度を反映しません。詳細につきましては、テクニカルインフォメーション(121kb PDF)をご参照ください。上記理由により、測定のみのお引き受けは可能ですが、純度保証はいたしかねます。

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Q3. 配列中にCysがある場合はどうすればよいですか?

A3.この場合、ペプチドN末端アミノ基にのみ標識可能です。ただし、その際にはカップリング効率・収量の低下が避けられないため、鎖長は20AA以下としてください。また、料金につきましては別途お見積もりとさせていただきます。鎖長が21AA以上の場合には可能であれば、Cysを含まないシーケンスへの変更をお勧めいたします。配列の変更が出来ない場合はご相談ください。

 

Q4. リストにない色素で標識して欲しいのですが・・・。

A4. ご利用になりた色素名、およびご希望の収量・アミノ酸配列・修飾位置を添えて、弊社までお問い合わせください。

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Q5. 色素-ペプチド間結合の安定性は?

A5. ペプチドN末修飾の場合は酸アミド結合により結合しています。大変強固な結合です。ペプチドC末端およびインターナル修飾の場合は、蛍光色素はチオエーテル結合を介して結合しています。1000倍量の還元剤存在下でも、この結合は切断されなかったことが確認されており、非常に安定な結合であると言えます。

 

Q6. Atto Dyeの構造式を見たいのですが。

A6. ATTO-TEC社のホームページにてご確認ください。ただし、Atto488・550・655など構造が未公開の色素もございます。

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Q7. 修飾可能な位置はどこですか?

A7. ペプチドN末端アミノ基に修飾いたします。ペプチドC末端、インターナル修飾も対応可能ですが、こちらの場合はCysの側鎖チオール基への修飾となります。また、インターナル修飾の場合、ペプチドの立体構造によっては、標識効率が低下し、保証収量をクリアできない場合があります。その際には、別途ご相談させていただきます。

 

Q8. FLCはどうして10nmolスケール対象外なのでしょうか?

A8. 本サービスは標識後に蛍光色素の最大吸収波長における吸光度を測定することで定量しております。FLCは蛍光・吸収特性が環境要因により強く影響を受けるため定量精度が非常に低くなります。また、コストメリットが得られないこともあり、対象外とさせていただいております。

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ランダウトップインストール

PepScreen® について

Q1. 何本から注文できますか?

A1. 24本からご注文可能です。

 

Q2. ペプチドを溶解する際にはどのようにすればよいのですか?

A2. 各アミノ酸配列によって、その溶解性は大きく異なります。まずは、DMSOなどの有機溶媒で溶解し、ストック溶液を調製されることをお勧めいたします。溶解方法の詳細につきましては、こちらのHandling and Storage of Synthetic Peptidesガイドライン(PDF: 1.62MB) をご覧ください。

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Q3. 1ウェルあたりの収量はどれくらいですか?

A3. 0.5~2mgです。あくまでも概算の収量となりますのでご注意ください。

 

Q4. 品質チェックはどのように行っていますか?

A4. MALDI-TOF/MSによって分子量測定を行っています。

 

Q5. 注文後どれくらいの期間で届きますか?

A5. 本数にも依存いたしますが、受注後およそ3週間(24~96本の場合)でお手元にお届けいたします。

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Custom SPOTsについて

Q1. カスタムSPOTsサービスでのSPOTsペプチド合成の品質管理はどのようにおこなっていますか?

A1. 弊社ではカスタムSPOTsを作製する際、同時に標準コントロールペプチドを合成しています。コントロールペプチドは膜から切り出し可能なリンカーで合成され、切り出し後MSによる品質管理をおこなっております。

 

Q2. SPOTsメンブレンは何回再利用できますか?

A2. メンブレン上のペプチドは共有結合により固定されておりますので、非常に安定です。抗原エピトープを決定する研究であれば、検出後発色基質の洗浄および結合している抗体をリプローブすることにより3~5回再利用が可能です。(再利用の回数は 基質や抗体などの洗浄効率に依存します)。メンブレン上のペプチドの性質は、再利用しても変化しません。メンブレンは濡れた状態だと非常に破れやすくなりますので、メンブレンをお取り扱いの際は必ずピンセットをご使用下さい。

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Q3. 合成ペプチドの信頼性は?

A3. SPOTsの合成プロトコルでは、各サイクルの最後に、未反応のフリーアミンをアセチル化によりキャッピングしております。キャッピングすることによって欠損配列の伸長が抑制され、完全長ペプチドの含有率が高まります。合成されたペプチドの純度はSPOTごとに異なっており、配列や長さに依存しています。平均的な6-15残基であれば、おおよそ70%以上の純度が保たれていることがわかっています(HPLCおよびマススペクトル分析による)。

 

Q4. オフセットの長さはどれくらい必要ですか?


A4. 抗体に認識されるペプチドエピトープの長さは一般的にほとんどが3-6アミノ酸であると言われています。そのため大きなサイズのタンパク質を使用する際は、エピトープの位置決定を行うためには、3アミノ酸を超えない範囲でオフセットを指定することをお勧めします。さらに詳細にエピトープマッピングを行う場合にはオフセット1をお勧めします。

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Q5. エピトープ分析にHRP(HorseRadish Peroxidase)もしくはAP(Alkaline Phosphatase)を結合した二次抗体を使用できますか?

A5. SPOTsメンブレンの化学発光検出プロトコルには、HRPやAPを用いることができます。ですが、比色検出にHRPやAP酵素の使用はお勧めできません。再生プロトコルで再利用する際に、これら酵素の反応産物を完全に除去することができないためです。

 

Q6. 非天然アミノ酸や修飾アミノ酸を使用できますか?

A6. SPOTsの合成プロトコルは、D型アミノ酸のような非天然アミノ酸および天然のL型アミノ酸の両方に対応しています。

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Q7. エピトープ分析はポリクローナル抗体でもできますか?

A7. はい、できます。ポリクローナル抗血清は、様々なタンパク質やペプチドを認識する多種類の抗体を含んでいますが、実際に抗原となるものの配列はごく一部です。SPOTs技術はポリクローナル抗血清を用いても、ペプチドやタンパク質の優性な免疫原を認識するのに使用できます。

 

Q8. メンブレン上で合成したペプチドは二次構造を形成していますか?

A8. はい、形成しています。ペプチドの二次構造は6アミノ酸の長さがあれば形成されると言われています。しかし、SPOTsメンブレン上のペプチドの二次構造は、自然界に存在する完全長のタンパク質中で形成される二次構造と、必ずしも似ているとは限りません。ですから、エピトープマッピングの際には、抗体によって認識された配列が構造的なエピトープを形成しているかもしれない、という認識をもって実験を行う必要があります。

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Q9. メンブレンの安定性と適切な保存条件は?

A9. 湿気を避けて-20℃で保存してください。6-8ヶ月は安定です。ペプチドの安定性はその配列によって変化し、メチオニンの酸化やシステインの分子内架橋も起こり得ます。

 

Q10. 1スポット当たりのペプチドの量はどれくらいですか?

A10. 約5~10nmol/spotです(平均的な10残基のペプチドで6~12μgに相当します)。

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